こんにちは!
赤ちゃんの発達専門助産師のayumiです
今日は赤ちゃんのむきぐせについてのお話です
まず、向きぐせとは、赤ちゃんが寝ている時や、抱いている時に頭が同じ方向ばかり向いている状態のことです。むきぐせの発生原因や割合は不明ですが、一般的には右向きが多く、3ヶ月頃から首座りにともない直ると言われています。
毎日赤ちゃんと一緒に過ごす親にとっては
「ずっと同じ方向向いてるけど大丈夫?」
「頭が歪んでるんだけど、何か影響は無いのかな?」と心配になりますよね。
健診の時に先生や助産師に聞いても「そのうち直りますよ」と言われた方も多いのではないでしょうか?
確かに首座りに伴って、赤ちゃん自らが顔を左右自由に動かせるようになると
あまり向いていない方にも向けるようになり、むきぐせは無くなります。
むきぐせが無くなることで、軽度の頭の歪みなら丸い形にもどっていきます。
ただ、むきぐせにも程度があって、首座り後も反対側に向けない、反対に向かせてもバネのようにいつもの向きに戻る、自分で向けるようになっても左右差があることがあります。
その一つの原因として、kiss症候群という状態になっていることもあります(このお話は後日投稿します)。
また、左右バランスよく自分で向けるようになったとしても、生まれてから首すわりまでの間、向けていなかった方の身体は発達が遅れています。
身体の発達は、赤ちゃんが認識して、自ら動かしたいと望むことで進みます。
むきぐせにより、認識できていない側の発達はどうしても遅れてしまうので、片側しか寝返りしない、片手を使ったズリバイなど、アンバランスな発達になりやすいです。
これらの話を聞くと
「そのうち治ります」という言葉
確かに治りますが、全ての子では無い
そして、治りますがその後バランスよく発達しているか見て、フォローしてあげて下さい
ここまで説明してくれないと、不親切だなぁと私個人的には感じます。
日本では赤ちゃんの発達について、詳しく知る医療者が少なく、色んな場面で「そのうち治る」が乱用されます・・・
正しい発達を知ることで、異常に気がつけます
知識と技術があると、赤ちゃんをフォローして正しく導いてあげられます。
アプローチに対しての赤ちゃんの反応はすごく早いです。
そして、通ってプロに任せないとできないのではなく、親が赤ちゃんを助けてあげることができます!!
発達を促す抱っこなどの関わり方や、バランシングセラピーで赤ちゃんを導いてあげませんか?
赤ちゃんは自ら「できるようになりたい!」という欲求を、必ず全員持っています。
上手くいかないフラストレーションが、癇癪や落ち着きのなさ、低い自己肯定感などの心の発達にも影響します。
赤ちゃんの能力を発揮させて、のびのびと自分らしく歩めるように手助けしてあげましょう!
私の知識が必要な人に届いて、幸せな家族がふえますように。